植物ホルモン5種+α
ブラシノステロイド

日本が世界に誇る芸術文化「BONSAI」
盆栽にまつわる情報共有を通じて、盆栽界の更なる発展を応援いたします。
今回は植物と縁ある「ブラシノステロイド」について学んだ情報を共有します。

【結論】
①成長促進タイプ、第6の植物ホルモン

【”ブラシノステロイド”とは】
1940年頃、米国農務省研究所のミッチェル博士(J.W.Mitchell)らにより、花粉等を材料にした植物ホルモンの調査研究が行われ、1979年に光形態形成に関与し、受容体タンパク質と相互作用する生理活性の有用性等が認められ、”6番目の植物ホルモン”として注目され、構造決定に至ります。※September 1979

植物促進タイプのホルモンで、植物全体の成長から種子の発芽まで関連する作用が多く、他のホルモンと相乗効果を発揮する側面が多く見受けられました。

前記事の「ジベレリン」と関係性がある”直立葉”についてわかりやすくまとめたサイトは「こちら

【”培養ヒント”】
ブラシノステロイドが関係する”芸”として面白そうな例として、
”突然変異体は,葉柄も葉身も成長が抑制されて太くなる.特に,シロイヌナズナでは強い矮性になり,暗闇でも徒長しない.トマトでは葉がちりめん状にちじれる”と記事するページがありました。
光合成事典

また、農業利用の側面では収穫量の増加が見込まれる一方で、合成ブラシノステロイドの製造コストが高い問題等があるそうですが、今後の製品化に期待したい植物ホルモンです。
※日本植物生理学会-登録番号0254

【所感】
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今回の紹介活動により累計161記事目、創作時間は約235.5時間 
#ブラシノステロイド #収益コスト