植物ホルモン5種
アブシシン酸

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前回に続き、植物の生命活動を司るホルモンから「アブシシン酸」について学んだ情報を共有します。

【結論】①生命維持の為に成長抑制タイプ

【”アブシシン酸”とは】

諸説ある名称は「生物教育用語集」を参照の上、「アブシジン酸」→「アブシシン酸」と称します。

1960年代に落葉促進物質からアブシシン(abscission)と命名されました。
主に新芽の発芽や植物の成長全般を抑制する作用があります。

例えば「水」に起因するストレスにより、植物はアブシシン酸を蓄積したり、気孔を閉じる方法等によって乾燥耐性を向上させます。
また、雑木類に見られる落葉や落果も冬を越す為の省エネ作用として、このホルモンが影響している説があります。

つまり、成長を抑制させる代わりに生命を維持させる為の生存戦略がこのホルモンによって行われます。
当ホルモンには他にも多くの作用がありますが、「水」に起因する部分に注目してまとめました。

【所感】盆栽界の活性化に繋がりそうな情報を調査、発信することで盆栽界を応援しています。毎週土曜日にHPとインスタグラムを更新しています。フォローして頂けると活力になります!今回の紹介活動により累計157記事目、創作時間は約231時間

#植物ホルモン #アブシシン酸 #成長戦略