17栄養~3大肥料
植物とカリ
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今回は植物の成長に必要な17種類の栄養素から”カリ”について学んだ情報を共有します。
【結論】
①根っこの肥料、”根肥”(ネゴエ)
②名前の由来は”植物の灰”
【”カリ”(K)とは】
数多くある栄養素の中でも、3大肥料や肥料3大要素と呼ばれる程、植物の成長に欠かせない。
”リン酸は”花肥”や”実肥”とも表現されます。”と前回記事で書き記しましたが、カリ(K)は漢字で”加里”、”根肥”とも表現されます。
カリと呼ばれる肥料の元素名は”カリウム”(K)の略称です。
wikiによると、”1807年にイギリスのハンフリー・デービーが電気分解によってカリウム元素を単離した際に、potash に因んで potassium と命名した。
「カリウム」という名称および元素記号"K"は、アルカリの語源である kali に由来しており、kali はアラビア語で「植物の灰」を意味する”ハサミでも切れる程やわらかい金属です。
ミネラルの一種で、きな粉やほうれん草、かんぱちやヒレ肉に多く含まれ、
人間的にも必須栄養素で、細胞内液の浸透圧調整等の役割があります。
【”カリ”の役割】
直接的に植物を構成する成分ではないものの、植物内の細胞に多く存在し、化学反応の調整や酵素の活性化を行います。
光合成や水の吸収といった多くの働きに、カリウムが必要なので植物の必須栄養素の中では大量に消費される分類で、状況に応じた施肥が必要になります。
【”カリ”の欠乏症】
”根肥”と呼ばれる大切な栄養素ですが、目に見える欠乏症として最初に見られるのは
”葉に斑点がでたり、葉の縁の黄変です。”と日本植物生理学会(登録番号5066)が解説しています。
また、同様ページの欠乏に関する解説では、根に関する異常については記述がなく、
”カリウムが欠乏した植物では茎が細く、倒れやすくなる傾向があります。”と補足されています。
仮に、欠乏症が根に現れても確認が難しいので、上記の形で判断できるのは助かります。
【”カリ”入り肥料】
・メリット(赤)20kg、1kg
・硫酸加里20kg、1kg
・東商 リンカリ肥料らんまん2kg、700g
・醗酵油かす液肥 スーパーI (ワン) 10kg、560cc
【所感】
今回は”カリ”の観点から記事を執筆しました。
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#必須栄養素 #カリ #根肥