光合成に必要な光の目安

植物の成長に大切な光合成ですが、適切な光量の目安になる光補償点と光飽和点についてご紹介します。
最低限度の光量がない環境で植物は光合成は制約され、二酸化炭素を放出している状態ですが必要な光量を得られた時に放出していた二酸化炭素を吸収して光合成を開始する点を光補償点と呼び、生存に必要最低限の光量です。

また、必要以上の光に当たると光合成が制約されるだけでなく、葉焼けや枯れる原因になる点が光飽和点です。

例えば室内ライト下や商業施設店内は500~1000ルクス程度あり、観葉植物やキノコ等の耐陰性がある植物は光補償点に達して枯れることがない状態を維持できます。

そして、夏の晴天では100000ルクス、冬の晴天でも50000ルクスになり植物の種類や生育環境により30000ルクス前後から光飽和点に達します。

葉焼け、サイズ不足、徒長や枝枯れ等の症状がある場合には目安となる光量をアプリ等で簡単に計測できます。
今回は光補償点と光飽和点についてのご紹介でした。