ドローン国家資格 学科9 機種と夜間

公式書籍の販売が追いついていないドローン国家資格から機種と夜間について解説いたします。

ドローン機種の種類と特徴

・マルチローター(回転翼航空機)

メリット
垂直離着陸、空中ホバリング、前後左右移動、低空飛行、デザイン性

デメリット
エネルギー消費が激しい、風の影響を受けやすい、操作が難しい場合がある

・ヘリコプター(回転翼航空機)

メリット
垂直離着陸、空中ホバリング、低速飛行可能、マルチローターより効率良い構造

デメリット
エネルギー消費が激しい、風の影響を受けやすい

・パワードリフト機(Powered-lift)
飛行機型ではできない離着陸やホバリングを備え、高速飛行と長距離飛行が可能な機種

夜間飛行

日没から日の出までの間に飛行させる場合には承認が必要で、機体の状態を確認するために灯火を搭載し、離着陸点の安全確認のために地上照明も必要になります。

さらに、目視外飛行では状況に応じて追加装備が必要になる例があり、以下「無人航空機の飛行の安全に関する教則第2版」p32より抜粋します。

(2) 目視外飛行のために必要な装備
目視外では補助者が配置され周囲の安全を確認ができる場合に必要な装備があり、補助者が配置できず安全を確認できない場合は更に必要な装備が追加される。主なものは、以下のとおり。
① 目視外飛行において補助者が配置され周囲の安全を確認ができる場合に必要な装備自動操縦システム及び機体の外の様子が監視できる機体搭載カメラ機体の高度、速度、位置、不具合状況等状況を地上で監視できる操縦装置不具合発生時に対応する危機回避機能(フェールセーフ機能)。電波断絶時の自動帰還や空中停止機能、GNSS電波異常時の空中停止や安全な自動着陸、電池異常時の発煙発火防止等の機能がある。
② 補助者を配置しない場合に追加する必要のある装備航空機からの視認性を高める灯火、塗色
機体や地上に設置されたカメラ等により飛行経路全体の航空機の状況が常に確認できるもの第三者に危害を加えないことを、製造事業者等が証明した機能機体の針路、姿勢、高度、速度及び周辺の気象状況等を把握できる操縦装置
●計画上の飛行経路と飛行中の機体の位置の差を把握できる操縦装置

ドローン機種と夜間についてのご紹介でした。

#ヘリ #ホバリング #水平垂直