ドローンの国家資格 学科対策1 カテゴリー

2022年12月からスタートする「無人航空機操縦士」の試験内容(学科)についてご紹介します。

記事執筆時点では各出版社から試験対策に関する書籍が販売されておらず、学科試験の内容は令和4年11月2日公表「無人航空機の飛行の安全に関する教則(第2版)」に準拠していると国土交通省のページに記載されています。

この教訓シリーズは令和4年(2022)9月5日に初版が発行され、最新版は令和5年4月13日に第3版が公開されています。

約80ページに渡り操縦者の心得から始まり各種法令、機体関連、運航体制など詳細に記述されています。
2022年9月の初版公開から現在2023年6月時点で既に2回も新しくなっています。

試験内容には即座に影響がないとしても、試験問題作成側も受験者共々、対応に追われます。

中でも飛行リスクに関連した内容は要注意です。

例えば

飛行リスクに応じてカテゴリーⅠ~Ⅲに分類される。 (第2版p8~)

a. カテゴリーⅠ飛行
特定飛行に該当しない飛行を「カテゴリーⅠ飛行」という。この場合には、航空法上は特段の手続きは
不要で飛行可能である。

b. カテゴリーⅡ飛行
特定飛行のうち、無人航空機の飛行経路下において無人航空機を飛行させる者及びこれを補助する
者以外の者(以下「第三者」という。)の立入りを管理する措置(以下「立入管理措置」という。)を講じたうえで行うものを「カテゴリーⅡ飛行」という。
カテゴリーⅡ飛行のうち、特に、空港周辺、高度150m以上、催し場所上空、危険物輸送及び物件投
下並びに最大離陸重量25kg以上の無人航空機の飛行は、リスクの高いものとして、「カテゴリーⅡA飛行」といい、その他のカテゴリーⅡ飛行を「カテゴリーⅡB飛行」という。

c. カテゴリーⅢ飛行
特定飛行のうち立入管理措置を講じないで行うもの、すなわち第三者上空における特定飛行を「カテ
ゴリーⅢ飛行」といい、最もリスクの高い飛行となることから、その安全を確保するために最も厳格な手続き等が必要となる。

a. カテゴリーⅡ飛行
カテゴリーⅡB 飛行に関しては、技能証明を受けた者が機体認証を受けた無人航空機を飛行させる
場合には、特段の手続き等なく飛行可能である。

カテゴリーⅡA 飛行に関しては、カテゴリーⅡB 飛行に比べてリスクが高いことから、技能証明を受け
た者が機体認証を受けた無人航空機を飛行させる場合であっても、あらかじめ③運航管理の方法について国土交通大臣の審査を受け、飛行の許可・承認を受けることにより可能となる。

なお、カテゴリーⅡA 飛行及びカテゴリーⅡB飛行はともに、機体認証及び技能証明の両方又はいず
れかを有していない場合であっても、あらかじめ①使用する機体、②操縦する者の技能及び③運航管
理の方法について国土交通大臣の審査を受け、飛行の許可・承認を受けることによっても可能となる。

b. カテゴリーⅢ飛行
カテゴリーⅢ飛行に関しては、最もリスクの高い飛行となることから、一等無人航空機操縦士の技能
証明を受けた者が第一種機体認証を受けた無人航空機を飛行させることが求められることに加え、あら
かじめ③運航管理の方法について国土交通大臣の審査を受け、飛行の許可・承認を受けることにより可能となる。

レベル4飛行に関連するリスクが高い飛行については試験で問われることが予想されます。

「無人航空機操縦士」の試験内容学科編、カテゴリーまでのご紹介でした。

#国家資格 #ドローン #無人航空機操縦士