盆栽x古物商2
手続編
日本が世界に誇る芸術文化「BONSAI」
盆栽にまつわる情報共有を通じて、盆栽界のさらなる発展を応援いたします。
今回のテーマは「古物商の手続編」です。
【結論】
①簡単手続でも機会損失は「大」
②盆栽の政治的ルートを考えると許可証必須
【古物商とは】
前回記事では、古物商が盗品流通防に役立ち、データベースの整備等が進んでいること、
許可が必要な「古物」と「営業」の定義をまとめました。
【古物商のお役所手続とは】
申請者が「個人」か「法人」かで多少の違いがあるものの、
10枚前後の書類を用意、記入、作図して提出するだけ?です。
警察署でなんらかの手続をしたご経験がある方ならお分かりになると思いますが、
役所の中では割りと強めにローカルルールがある印象です。
例えば、開庁時間内でも書類の受付時間に制限があったり、
担当者不在の場合はなぜか受付不可だったり、書式指定があったり、無かったり。
提出書類は正本1通で良かったり、正本副本2通必要だったり。
【必要書類の一例】
基本書式(個人)
→様式第1号その1(ア)、その2、その4
基本書式(法人役員複数)
→様式第1号その1(イ)
上記に加えて個人の場合
→略歴書、誓約書、住民票、身分証明書(本籍地の役所限定で取得可能、運転免許証不可)を提出します。
また、状況に応じて平面図や配置図、賃貸借契約書等が必要になります。
法人の場合は更に
→法人登記、定款の写しが最低限必要になります。
【派生する書式】
古物市場等がある場合
→様式第1号その3
競りを行う場合
→様式第10号
ネットで競りを行う場合
→様式第10号の2
あっせん業を行う場合
→様式第11号の2
仮設店舗の場合
→様式第14号の2
内容に変更がある場合
→様式第5号
書換の必要がある場合1
→様式第6号その1(ア)
書換の必要がある場合(法人関係)
→様式第6号その1(イ)
書換の必要がある場合(URL変更等)
→様式第6号その3
再交付を受ける場合
→様式第4号
返納義務が生じた場合
→様式第9号
【時間】
上記の書類受付完了後、40日程度で結果が出ます。
管轄署から連絡の後、いくつか持参物を用意して「古物商許可証」を受取ります。
→認印、身分証(免許書可)
※法人の場合はさらに代表が受取る場合は法人代表者印、代表以外の場合は委任状
【所感】
今回は古物商にまつわる手続の観点から記事を執筆しました。
当店は盆栽界の活性化に繋がりそうな情報を調査、発信することで盆栽界を応援しています。
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今回の紹介活動により累計144記事目、創作時間は約211.5時間