盆栽x契約書
日本が世界に誇る「BONSAI」
盆栽にまつわる情報共有を通じて、盆栽界の発展を応援いたします。
今回のテーマは「契約書」です。
【結論】
①口約束でも成立するが、有効性と違法性は別問題
②盆栽関連ビジネスの成長に必須
【契約書とは】
お互いの約束事を紙とか電子データ上に書き起こす。
一方的に不利な内容、強行規定と呼ばれる内容に反すると”無効”になり、大損害です。
また、全てを網羅的に記載していなくても、既存の法令が補充適用されます。
つまり、外部の人が契約内容について言及して来る時は、大人の喧嘩が影を潜めます。
私自身は民事2、刑事1件の経験、その他裁判所系は1件継続中ですが、大人の喧嘩は絶対避けて欲しいです。
何らかの形で経験した人なら共感できると思いますが、仕事以外で裁判所へ行かない方がいいです。
特に、盆栽に関係する方々の貴重な創作時間は大切なので、一緒に予防しましょう。味方になります。
【契約書ルールとは】
契約書の名前やレイアウトより、記載されている内容が何より大切です。
例えば、文言の語尾を「する。」や「します。」としても大丈夫です。
条文番号を「①、②、③」や「1.2.3.」としても大丈夫です。
条文の文言を何番目に盛り込んでも大丈夫です。
細かい話、契約書で使われる「時」と「とき」では意味が異なります。
また、契約書内の文言によっては書面交付義務や課税文書の対象になります。
膨大な手間暇と大きなリスクを孕むのが、契約書作成や法務チェックの裏方仕事で、
専門家が存在する理由でもあります。
但し、表に立って盆栽ビジネスを展開する方々と我々裏方仕事人は価値基準が異なることは良くあります。
最前線で活躍する方の状況に応じて内容を説明し、どんなリスクが想定されるか、現場にフィットしているか、
契約当事者が読みやすくて理解しやすい構造か、必要な文言が盛り込まれているかを優先して作成します。
その為、取引先の法務チェックで膨大な修正依頼が来ることが良くありますが、心配ご無用です。
責任を持って契約締結とその後まで末永くお力添えします。「作ってハイ終わり。」とはなりません。
取引で契約書を使用していない場合、こちらから相手へ提示した方が有利です。
ご自身や社内でも作成できます。書籍やネットのひな形収集から始めては如何でしょうか。
1から簡単な契約書を作成する場合、とりあえず52時間くらいあれば完成すると思います。
1年間で100前後も法令は一新され、取引現場も変動する為、契約書も一緒に成長させる必要があります。
盆栽に関係するビジネスを一緒に成長させましょう!
【所感】
今回は契約書の観点から記事を執筆しました。
当店は盆栽界の活性化に繋がりそうな情報を調査、発信することで盆栽界を応援しています。
毎週土曜日にHP、稀にインスタグラムを更新しています!
今回の紹介活動により累計147記事目、創作時間は約217時間